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活用事例

【自治体協業事例】スタートアップ創出支援事業 NEXTスタートアップえひめ

活用事例

愛媛県では県内でのスタートアップ創出を目指し、「愛媛グローカル・フロンティア・プログラム」(EGFプログラム)を中心に一貫したスタートアップ支援を展開しています。

2023〜24年度、EGFプログラムの支援の一つとして行われた約4ヶ月のスタートアップ育成プログラム「NEXTスタートアップえひめ」の運営事業者にアドリブワークスが採択され、各年度約30名の起業希望者に対し「norosi」のプログラムを提供、愛媛発のスタートアップを数多く発掘・育成し世界に送り届けました。

この記事では、本事業から生まれたスタートアップと、それらの創出を実現したアドリブワークスの具体的な支援内容を紹介します。

NEXTスタートアップえひめとは

プロジェクト期間 23年4月〜24年3月(伴走期間4ヶ月、ファイナリストは6ヶ月)
24年4月〜25年3月(伴走期間4ヶ月、ファイナリストは6ヶ月)
プロジェクトのKGI プログラム採択者30名
KGI達成率 23年度 プログラム採択者100%(30/30名)、うちプログラム修了率76%(23/30名)
24年度 プログラム採択者100%(30/30名)、うちプログラム修了率70%(21/30名)
導入サービス (23年度)
・スタートアップスタジオ「norosi」の全プログラム
・DEMO DAYの運営(24年度)
・ビジネスプランジェネレーター「trivenAi
・スタートアップスタジオ「norosi」の全プログラム
・DEMO DAYの運営

「NEXTスタートアップえひめ」とは、株式会社アドリブワークスと愛媛県の協働プロジェクトで、愛媛県の創業・スタートアップ支援策「愛媛グローカル・フロンティア・プログラム」(EGFプログラム)の一環として行われたスタートアップ育成プログラムです。

ビジネスアイデアを持つ個人による県内でのスタートアップ起業を増やすため、プログラムやツールの提供により、事業の仮説検証とスタートアップマインドの醸成・定着を支援しました。

アドリブワークスは2023年度に運営事業者として採択され、プログラム受講者のうち23年度は20名が、24年度は23名が創業済みまたは創業予定者として、起業の第一歩を踏み出しています。

本事業によって生まれたビジネスアイデアの一例

23年度

(株)wead 「ごみ」を活用した独自の環境資材の研究開発
(株)オーベルジュ藤本 しまなみ海道の漁師と日本トップレベルのシェフによるオーベルジュ事業
インタビュー記事
(株)sf. 親子の幸福度向上を目指すスクール起業家育成事業
インタビュー記事
フォレスト(株) 間伐材を用いた備蓄燃料供給システムの開発
重松 隆正さん アコヤ貝の貝殻を活用した液体肥料の開発
インタビュー記事
田中 ゆかりさん エコフレンドリーなBAGシステムの開発

24年度

(株)きくぞのケアパーク AIを活用した多様な発育段階の子どもとの対話シミュレーションアプリ
Omiisay(株) 日本企業向け海外進出インフラの提供
MADO flower 介護向け・園芸療法を活用したお花のお届け便サービス
インタビュー記事
井谷 彗人さん ショート動画・テレビ・マップを融合したSNSプラットフォーム
さすらい食堂 料理人と地方を繋ぐWebシステムの開発・運営
みらいチャーム(同) 子どもが「育つ仕掛け」を形にした育児道具の開発

愛媛県におけるnorosiの取り組み

norosiのスタートアップ創出スキーム

norosiでは、下記のスキームによって連続的にスタートアップを生み出すエコシステムを構築しています。

フェーズ1|ビジネスプランジェネレーターを使った自律型支援で、アイデアの数と質を担保

これまで、「スタートアップの0→1期」の支援業務は非常に属人性が高いと考えられてきました。そのため多くのインキュベーターは、支援の対象者を絞り込むのが常識となっています。

その結果、本来はインキュベーションの対象であるはずの「磨けば光る」アイデアを持っている起業家が、なかなか支援を受けられないという課題がありました。

norosiでは「スタートアップの立ち上げ期は再現性がある」と考え、自社のナレッジを詰め込んだビジネスプランジェネレーター「trivenAi」(※)を開発。システムを活用しながら、起業未経験者でも事業開発プロセスを「自走できる」仕組みを確立しています。

現在のアイデアの精度にかかわらず、起業の志を持つすべての人に「trivenAi」を提供することで支援対象の裾野を大きく広げ、運営コストを抑えながらスタートアップ創出に結びつく事業アイデアの数と質を担保しています。

※「NEXTスタートアップえひめ」では24年度より提供開始。

フェーズ2|起業経験者による1on1のサポート

アイデアを磨き上げる「0→1期」は一定の再現性がある一方で、本格的なプロダクト開発を含めた「1→10期」の道のりは市場による個別性が高く、なかなか教科書通りには行かないものです。

norosiでは複数の事業立ち上げの経験する起業家がコーディネーターとして所属しており、実際に経験したからこそ話せる、実践ベースの知見をあますことなくお伝えしています。
また、多くのインキュベーターは自治体からの受託事業を前提に、支援期間を「最大1年」としていますが、norosiでは自社でスタートアップスタジオ事業を運営しているからこそ、より長期の支援も可能です。
事業終了後も、1〜数年かけてフォローアップを行い、長期的な目線での事業創出に貢献します。

本事業におけるスタートアップ創出の取り組みプロセス


本事業では、「スタートアップの世界への誘導とマインドの醸成」をコンセプトに掲げ、起業に必要なスキル・マインド両面の育成を支援するプログラムを設計しました。

スキル面では、ビジネスプランジェネレーター「trivenAi」を活用し、起業初期に大きな工数がかかる「アイデアの仮説検証」を効率的に進められる体制を整備。加えて、複数の事業開発経験を持つメンターによる個別メンタリングも実施しました。

マインド面では、全5回のセミナーを実施するとともに、起業家向けのノウハウコンテンツなど、norosiが保有する既存アセットを活用し、起業の実践知を提供しました。

上記の取り組みにより、参加者は起業家としての視点や姿勢を身につけながら、構想のアイデアを具体的なビジネスプランへと発展させました。24年度のファイナリスト6名のうち、4名がプログラム参加時点でビジネス構想段階からの参加であり、その中の2名が受賞を果たしています。

また成果発表会は単にアイデアを披露する場だけで終わらせず、愛媛県内の自治体関係者や金融機関・メディア関係者を招待。プログラム終了した後も、参加者が事業化に向けて有効な引き合いを獲得するための機会を提供しました。

プロジェクトハイライト

23年度

キックオフの様子

成果発表会の様子

24年度

キックオフの様子

成果発表会の様子

まとめ

アドリブワークスでは自治体・企業・そして起業の志を持つ個人の方に対して、再現性高く事業開発を進められるエコシステムを提供しています。

協業をご検討する自治体の方は、アドリブワークスコーポレートサイトのお問い合わせフォームからご連絡ください。

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