1. HOME
  2. 特集
  3. 創業者オタクが今月読んだ起業本#05「ビジネスフレームワーク図鑑:すぐ使える問題解決・アイデア発想ツール70」
特集

創業者オタクが今月読んだ起業本#05「ビジネスフレームワーク図鑑:すぐ使える問題解決・アイデア発想ツール70」

特集

スタートアップ企業の代表を務めながら、様々な会社のリーダーや創業ストーリーを追いかける「創業者オタク」としても活躍する鈴木粋さんに、今月読んだおすすめの本を伺う本連載。

第五回目となる今回は、ビジネスを作っていく第一歩を支えてくれる「ビジネスフレームワーク図鑑:すぐ使える問題解決・アイデア発想ツール70」を取り上げます。

プロフィール

鈴木 粋(すずき すい)

プロフィール

2000年、京都に生まれる。創業者オタク。2023年8月、株式会社モクジヤを設立。創業者向けのサービスとして、創業者ご自身の半生をグラフィックレコーディングにして提供。そのグラレコ制作の過程で得られた創業者のロールモデルを「キャリアへの考え方」「お金/時間の使い方」「挑む心持ち」の三軸で分析し、創業者データベースを作成中。それらのデータを切り出して、創業者オタクサイト「FOUNDER’s FANPAGE(ファウンダーズ・ファンページ)」にて発信も行う。

今月の起業本:ビジネスフレームワーク図鑑:すぐ使える問題解決・アイデア発想ツール70

今回、創業者オタクである私、すずきすいがご紹介する本は、アイデアが浮かばなかったり、事業の具体的な進め方が分からなかったりする、迷いがちな人必見のフレームワーク特集です。

ところでみなさん、自分がしたいこと、好きなことがビジネスとして実践できるイメージが湧くでしょうか?

つい、趣味とビジネスを分けて考えがちですが、自分が一番ワクワクする内容で仕事をして、長続きすることこそが起業家にとって最も幸せなことではないでしょうか。

好きなことを好きなことで終わらせないために、ビジネスとして置き換えたときにどのような可能性を秘めているのか、それらを洗い出し、あなたの一歩目を支えるフレームワークは数多く存在します。

実際にフレームワークを知り、活用できるようになったとき、あなたの「好き」が人生の軸としてあなた自身を支える仕事になるかもしれません。アイデアを頭の中に描くだけではなく、しっかりと行動に移しながら挑戦することができるでしょう。

本書は、前回までの記事でご紹介した書籍を読み、基礎的な知識や心持ちを養った上で、読むと良いでしょう。

物事に挑む姿勢と、挑みたいという好奇心、この社会の全体像をざっくりと捉えた上で、起業してビジネスを育てていく実践的な一歩を身に着けるために読んでいただけるとさらに有効かと思います。

この「ビジネスフレームワーク図鑑:すぐに使える問題解決・アイデア発想ツール70」は名前の通り、誰でもすぐ使えるフレームワークが特徴とともに使い方が図解されています。

ビジネスを始める上で一番大切なこと。それは「実践してみること(動いてみること)」です。机上の空論では物事は進みません。とても良さそうなアイデアでもいざやってみると思いもしなかった課題が出てきたり、逆に無理難題に思えたことが案外上手くいくケースもあります。とにかくやってみるしかないのです。

まさにあなたが「とにかくやってみよう」となったとき、もしくは「とにかく行動したいが何をすればよいか、アイデアすらも分からない」というとき、まずあなたの道しるべとなってくれるのが、この一冊です。

この本は、第一章が「問題・課題を発見する」ところから始まります。

あなたがしたいこと、好きなこと、が世の中のどのような問題や課題、いわゆるニーズと言われるものにあてはめることができるのか、初歩の初歩から使えるビジネスフレームワークが盛りだくさんです。

創業者オタクである私は、現在、創業者の方々のデザイン業務を引き受けたりなどの創業者に特化したデザインサービス・製作サービスを提供したりもしています。

当初、私は、ただ創業者が好きなオタクでした。いわゆるビジネスとはかけ離れたものでした。しかし、そこに自分のできることである、デザインや製作という要素を掛け算し、創業者たちの「理念や信念を加味したデザイン」という社内のデザイナーでは満たせない、ニーズに応えることができるようになってきました。これらもフレームワークあってこその気づきでした。

むやみやたらに行動するだけは、必ずしも得策とは言えません。やはり行動力にフレームワークという型をいったん設けてみることで型破り的な発見や閃きが生まれるのだと身を持って感じます。

「あなたのしたいこと・好きなこと」と「世の中が求めていること」、そして「ビジネスとしての育て方」をフレームワークという形で頭に入れておけば、今後幾度となく様々な場面で第一歩を踏み出すのに役立つことでしょう。

より健やかな日常に、より良い挑戦を。

鈴木さんが登場する記事はこちら

鈴木さんが運営する創業者オタクサイト「FOUNDER’s FANPAGE(ファウンダーズ・ファンページ)」はこちら