自己満足の事業になっている起業家に喝!【スタートアップに喝!】
今回はアドリブワークスのコーディネーターとして働きながら、自身も起業家として活動されている奥島から、スタートアップへ渾身の「喝!」をお届けします。
コーディネーターと起業家という「二足のわらじ」を履き、スタートアップビジネスに向き合う彼が感じる「企業希望者に対するちょっとしたモヤモヤ」とは?
あなたの事業は自己満足事業になっていませんか?!
スタートアップは何かの課題に向き合って事業を起こすもの。
世の課題を解決するため、人の課題を解決するため、仕組みの課題を解決するため……。
誰かがその事業を必要とするから、誰かがその事業に賛同するから、先駆者たちは成功を納めています。
しかし、自分が課題を感じている問題に対して事業を起こそうとしている方の中には、
それが社会にとっての課題であるか、またターゲットはそれを問題視しているかどうかを、しっかり検証せずに事業を進めてしまう人が一定数いるように思います。
その状態でサービスを展開すると「あれ?世間の反応が思った以上にないなぁ」ということになっちゃいますよ!!!!!
実は私も同じスタートアップ起業家ではありますので、私の事例を少しお話します。
事業は外国人留学生の移住促進を目的に、留学生の日本での生活をサポートするもの。
私は海外に留学経験があり、その際に異国での生活の難しさを痛感。
私と同じような留学生は日本にも必ずいるはずだ!と思い、彼らを対象にしたビジネスを考え始めました。
しかし、実際にどれくらいの留学生が、どれくらいの困難を強いられているのかわかっていません。
もしかすると日本の留学生はとても充実した生活を過ごしているかもしれません。
そこで、留学生に直接日本の生活についてお聞きし、何に困っているのか徹底的にヒアリング。
結果的に約100名ほどの留学生の声を聞くこととなりました。
その結果、私が思っていた以上の困難が日本で生活する留学生にあることを知り、ビジネスをスタートすることになります。
せっかくあなたがその課題に対して問題視しているのであれば、事業のターゲットの声や反応を実際に集めてみてはいかがでしょうか?
そこにちゃんとした「課題」があれば、ニーズが必ずはず。
スタートアップはまずその課題の検証からスタートしてみてください!