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レポート

norosi DEMODAY 2023 SUMMER batchを開催しました

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起業家コミュニティ「norosi」では、チャレンジャー(起業家)が自分のビジネスをアピールする場「norosi DEMODAY」を定期開催しています。7月28日のnorosi DEMODAYでは、7名のチャレンジャーがピッチに挑戦。本記事ではその様子をレポートします。

norosiとは

「実現したい起業アイデアはあるけど、何から始めたらいいのかわからない」
「専門家の力も借りながら、スピーディーに事業を立ち上げたい」

という人たちの起業のハードルをできる限り下げることを目的に作られた、事業立ち上げに必要なインフラをまるっと提供するスタートアップスタジオ(※)です。

・ビジネスアイデアの壁打ち
・信頼できるパートナー・支援者探し
・自治体との連携
・法人化の準備
など、事業開発の経験が豊富なnorosi事務局のメンバーが二人三脚で起業をサポートしています。

スタートアップスタジオについて詳しくはこちら

norosi会員のためのピッチイベント「norosi DEMODAY」

「norosi DEMODAY」とは、チャレンジャー(起業家)の方たちがビジネスの進捗やプロトタイプを発表するためのピッチイベント。

DOMODAYに参加したチャレンジャーは、プロサポーターから事業面でのアドバイスを受けられます。
また同イベントにはnorosi加盟自治体・企業も参加。連携や協業につながるマッチングの場となっています。

起業家たちがピッチに挑戦!

当日は7名の参加者がピッチを行い、プロサポーターからのフィードバックを受けました。
それぞれのチャレンジャーの発表とプロサポーターのコメントを紹介します。

鈴木粋さん(モクジヤ)


「現在の日本の奨学金制度には、応募や受給に高いハードルがあります。そのハードルを極限まで下げるとともに、『本来の目的とは関係ないことにお金が使われてしまう』という奨学金の提供者が抱える課題にアプローチする、まったく新しい給付型奨学金プラットフォームを開発したいです」

▶︎関連記事:【モクジヤ・鈴木粋】新たな支援のエコシステムで、学びや体験がお金に左右されない世界を創る!

【プロサポーターからのコメント】
非常にプレゼン力も高く、奨学金業界に関する深い知識や経験にもとづいた、ユニークなビジネスモデルであることが伝わってきました。奨学金の提供者に対してどうメリットを感じてもらうか、奨学金を取得したい学生に対してどうサービス認知を取っていくかがビジネスを伸ばすポイントになりそうです。

奥島輝也さん(hupodea)


「日本経済を活性化するためには、グローバル化や海外進出が必要不可欠。そしてその要となるのが、日本で暮らす外国人留学生です。彼らがぶつかる経済面・生活面の課題をサポートするサービスを立ち上げ、将来的には優秀な海外人材と日本の自治体・企業をつなげるビジネスモデルを作り上げたいです」

▶︎関連記事:【hupodea・奥島輝也】日本の生活に困る外国人留学生を救うスキルシェアマーケットを作りたい!

【プロサポーターからのコメント】
日本全体で優秀な海外人材を確保するために、さまざまな方面から外国人留学生を支援するビジネスモデルを考えていらっしゃる印象でした。日本企業がどんなスキルを持つ海外人材を求めているのかをリサーチすると、よりビジネスの検証が進みそうですね。また、日本への留学を経験し、現在日本で活躍している海外人材のパートナーを見つけると心強そうです。

馬頭正文さん(カノニカル)


「日本のEC事業者の『越境販売をしたい』というニーズに応える、新たなグルメ通販サービスを開発したいです。また商品を購入したい人を可視化する『行列機能』を搭載することで、通常のECでは感じにくい買い物のライブ感を演出するとともに、集客や販促へ繋げたいと思っています」

【プロサポーターからのコメント】
コロナが徐々に落ち着いていく中で、海外需要への期待が高まるEC業界のニーズを捉えたサービスだと思いました。メインの市場は外国人の方になるので、海外のECサイトや個人の輸入代行など、より広い視点で競合を調べ、より独自性のあるポジションを探してみても良さそうです。

あすぱん


「パン屋さんでは、売れ残ったパンが毎日大量に捨てられているという現状があります。そこで考えたのが、複数のパン屋さんと提携し、さまざまな店舗のパンを詰め合わせて『パンの宝箱』として再流通させるビジネスモデルです。このビジネスを広めることで、パン屋さんの廃棄コストを削減するとともに、食品ロスの削減に貢献したいです」

【プロサポーターからのコメント】
既存のロスパンサービスがなかなか普及しない実態を踏まえた上で、ソーシャルグッドとパン屋さんの利益がきちんと両立するサービスを作っていることが伝わってきました。ただ単にロスパンを2次流通させるだけではなく、あすぱんならではの価値や独自性を作っていくとより強固なビジネスモデルになると思います。

和久井香菜子さん(ブラインドライターズ)

「全国には買い手がつかなかったり、取り壊されたりする古民家が多くあります。しかし、古民家の中には魅力的な歴史(ストーリー)が眠っているものも少なくありません。そこで、立地や間取りだけではなく、建物の歴史を読み物として掲載した不動産情報サイトを立ち上げ、『建物の歴史で物件を買う』という新しい価値を創造したいです」

【プロサポーターからのコメント】
通常の不動産と比較すると、古民家の売買は売り手と買い手とのリレーションが重要なため、古民家のストーリーを掲載するというアイデアはとても良いと思いました。一方、もうすでに古民家の情報を扱っている不動産サイトは存在するので、より差別化するためにビジネスモデルをもうひと工夫してもいいかもしれません。

小柳裕太郎さん(JOYCLE)

「日本ではエネルギー資源が少なく、その多くを輸入に頼っています。一方で、適切に処理を行えば資源として使えるごみが、そのままごみとして捨てられているのが現状です。ごみのエネルギー資源化を実現できるプラントを開発・提供し、廃棄コストの削減とエネルギー資源の確保を進めたいと思っています」

【プロサポーターからのコメント】
産業廃棄物の処理の悩みはさまざまな業界に存在するので、より幅広いビジネス展開が期待できるアイデアだと思いました。一方で、廃棄物の処理方法は自治体による規制がある場合も多いため、自治体とのコネクション作りに力を入れるとよりスムーズに進みやすそうです。

平野穂乃佳さん(リターナブル食器)

「中学生のとき、美しい海を見て生きる勇気をもらったことがきっかけで、自然景観の保全やごみ問題に興味を持つようになりました。コンビニやテイクアウトのカフェで使われる使い捨て容器を、リユース可能な『リターナブル食器』に置き換えるビジネスを立ち上げることで、プラスチックごみの削減を目指したいです」

【プロサポーターからのコメント】
通常の使い捨て容器やマイボトルと比較すると「処分や洗浄の手間がかからない」ということがリターナブル食器の最大のメリットだと感じました。コンビニ・飲食店やユーザーが「リターナブル食器を利用したい!」と思わせるような仕掛けがあると、サービスがより広まっていきそうです。

起業にチャレンジしたい方はnorosiで

それぞれがユニークなビジネスアイデアを発表し、プロサポーターの方にフィードバックをもらいながら自身のビジネスの可能性を広げた1日でした。

起業支援パッケージ「norosi」では、定期的にピッチにチャレンジできる場を提供しています。またnorosi会員の方は、他のチャレンジャーの方のピッチを動画で閲覧することも可能です。

ピッチの練習をしたい方、ビジネスのアドバイスをもらいたい方はエントリーフォーム、またはnorosi事務局に直接お問い合わせください。

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